
既に中学受験を終えたわが家ですが、サピックスの先生からいただいた社会の過去問活用法は、今でも「なるほど」と思える内容でした。
今回は統計問題の扱い方について、当時いただいたお話をご紹介したいとオモイマス。
統計問題は「その年ならでは」のデータが出題
社会の入試でよく出る統計問題。
ところがこの分野は、データが年ごとに変わるため、古い年度の過去問で解いても効果が限定的になります。
入試問題に使われるのは「最新データ」が多いため、古い過去問では対応力が育ちにくく、過去の情報で脳が回答をインプリされる副作用もあります。
新しい年度の過去問から着手するのが効率的
そのため、社会の過去問演習では新しい年度から解くことが鉄則。
最新のデータに触れながら、出題形式や設問のクセに慣れていくことが最も効率的だと先生は強調されていました。
時間が足りないときは“統計問題を外す”のも戦略
直前期になると全科目の過去問を回す時間は限られます。
もし時間が足りなければ、
思い切って統計問題だけ解く対象から外す
という大胆な選択肢も先生から紹介されてました。
先生曰く「統計問題は特殊なので、無理に全てをこなす必要はない」とのことでした。
おわりに
ということで、社会の過去問と一口に言っても、統計問題はちょっと別枠であり
- 古い年度を解いても効果は薄い
- 新しい年度から始めるのが効率的
- 時間がなければ統計問題を外してもよい
というお話でゴザイマシタ。
サピ生の小6秋は、通常授業の復習、土特やSSの解き直し、サピックスオープンの解き直しととにかく色々やることが多く、なかなか過去問解きに時間が避けないので、効果が薄い時間の使い方はできるだけ避けたいものですね。