分かってみればどうということはない

サピックスα1で2024年中学受験を目指した息子と理系リーマンパパの生活雑記帳

【中学でここまで?】聖光学院で求められる英語力~必須英語検定を比較

聖光学院では、英語4技能を重視した教育方針に基づき、「個人での英語検定試験の受験」がほぼ必須とされています。

今回は、指定されている5つの検定について、それぞれの特徴・難易度・費用を比較してみました。

まずは結論から~どれがいいの?

受験対象となるのは「ケンブリッジ英検・IELTS・TOEFL・英検・Duolingo」の5つで、ざっくり比較して表にすると以下。

項目 ケンブリッジ IELTS TOEFL 英検 Duolingo
日本語対応 ×
会場受験 ×(自宅)
スピーキング 面接官1対1 面接官1対1 録音式  面接官1対1 録音式(AI)
海外認知度 ○(急成長中)
費用


約3万


2.7万

約3万

約0.8~1.4万

約0.7万
難易度感 中~高 中~高

どれを選ぶかになると

  • 実力指標として受けやすく安価に試すなら:英検 / Duolingo

  • 海外進学を視野に入れるなら:TOEFL / IELTS / ケンブリッジ英検

で、中2保護者会でも英検が安価のため先生からおすすめされていました。

各検定についてざっくり

ケンブリッジ英検(Cambridge English)
  • ヨーロッパを中心に高い評価。CEFR(ヨーロッパ共通言語基準)準拠。
  • 試験は「A2 Key」から「C2 Proficiency」まで6段階。
  • スピーキングは1対1の面接方式。
  • 対策教材が日本ではやや少ないのがネック。
  • ランクB2 First以上は英検準1級~1級相当。
  • 費用はレベルにより27,000円~36,000円ほど。
IELTS(International English Language Testing System)
  • 英語圏(特に英国・豪州・カナダ)での進学や移住に必須
  • アカデミック版とジェネラル版がある。
  • 全技能がしっかり問われるが、基準点に従って合否がきまる絶対評価。
  • 総合スコア6.0以上(9点満点)で大学入学基準。英検準1級~1級相当。
  • 費用:約27,500円。
TOEFL
  • 米国大学進学に必須
  • 語彙・リスニング・読解がアカデミック寄りで難解。
  • スピーキングはPC録音式。
  • 80点以上(満点120点)で多くの大学が合格水準になる。
  • 英検準1級~1級相当。
  • 費用:約30,000円。
英検
  • 日本で最も浸透している英語検定。
  • 小学生でも受験可能。対策本・指導者が豊富。
  • 推薦入試など国内進学では非常に有利。
  • 5級(中1程度)~1級(大学上級)まで
  • 聖光生は準1級以上を目指す生徒が多い。
  • 費用:2級:7,900円/準1級:9,500円/1級:13,900円
Duolingo English Test
  • 完全オンライン・自宅受験可
  • 安価で結果が早い(48時間以内)。
  • 海外大学(特にアメリカ)で認定増加中。
  • 120点以上がTOEFL100点程度とされる。
  • 出題形式が独特(AI型問題多数)。
  • 費用:約7,300円(49米ドル)

おわりに

英語の勉強目標を決めるとともに、生徒・家庭に対し、海外大学への意識もじわりと中2あたりから付けている辺りが素晴らしいところです。

ただ我が家は普通に英検目指す感じになりそうですガガガ(汗)。