サピックス保護者会で先生からいただく理科に関するアドバイスのまとめになります。
サピックス授業
考えることがテーマに
- 5年生からは記述が多くなり考える問題が多数登場。
- 親も「なんでだろうね」と子供に考えさせる声掛けがさらに重要。
計算問題が始まる
- 7月くらいから開始。
- 体が反応するレベルでできないと6年で苦労する。
持ち物が追加
- ノート
- 毎回板書を3ページ程度取るのでノート必須に。
- グラフを書くので方眼ノートがオススメ。
- 副教材「ジュニア理科資料」
- 覚えるべき写真など授業の都度確認する
- 「理科コアプラス」副教材は家庭学習用なので持参不要。
テキスト
- 表表紙に面白い絵がなくなる
- ともくん、まりちゃん、先生などの面白い絵がなくなる
- 確認問題ページが増える
- 小4での確認問題は1~6+発展の計7枚が、小5ではさらに2枚増えて合計9枚に。
- 1~4が基礎。5・6はディリーチェック模擬問題なので、6までは必須。
- 7・8・発展は子供の理解度が高ければやらせ、理解がおぼつかないなら、デイリーチェックで再度基礎固めという形が説明されていました。
- ポイントチェックが記述中心に
- 「小5は考えることがテーマ」のため単語穴埋めから記述式に。
- まず解答を読んで解答に書いていることを理解するところから。
- ポイントチェック後ろに裏表紙図鑑のまとめ追加
- 裏表紙と並用して覚えていく。
- デイリーチェックで15点分ばっちり図鑑範囲で出る
小テスト(ディリーチェック)
- 毎回の復習テスト配点が、①基礎標準70点、②応用記述15点、③図鑑知識15点で出題
- 特に②応用記述は記述中心になった「ポイントチェック」から出てくる。
- まずは①③の基礎知識をしっかり。
家庭学習
- まずポイントチェックは解答付きを活用し読んで頭に入れる。
- 確認問題は6番まで解き直しまできっちり
- 7・8・発展はやらなくても大丈夫。マンスリーテストにも出ない。
- 78発展雑にやるより、6番まで解き直し優先。
- 7・8・発展はやらなくても大丈夫。マンスリーテストにも出ない。
- コアプラスは100点目標に子供に声掛け(理科偏差値+40点が目安)
サピックスオープンの活用法
- Aタイプ
- 処理力知識力を問うもの。
- 聖光、早稲田、サレジオ、浅野、JG、ふたば、横浜雙葉、慶応普通部等が重要視の傾向。
- 理科テキストをバリバリやれば身につくもの。
- Bタイプ
- 思考力記述力を問うもの
- 武蔵、麻布、栄光、渋々、渋幕等が重要視の傾向。
- 典型的な問題はなく、長文書かせたり読ませたりする問題が多い。
- 理科は最低ラインの知識が必要だが、読む力計算力で勝負が決まるため、算数と国語に力を入れるのもあり。
- AB両方問う学校もある
- 開成、駒東、普通部、桜蔭、フェリス、SFC、広尾、SFC
- 例えタイプと志望校が違っても子供の志望モチベを優先。
- 第二志望等で迷うときなど、子供の傾向からバランスかB寄りかで使うのが吉。
カリキュラム上の注意点
- 電気:回路の電流値は電球や電池の数から仕組みで覚える
- 月:基本的な月(新月・上限・満月等)の南中時刻を覚える。
- それをベースに±6hで月の出や月の入時刻がわかる。
- 日常生活でもリアルな月を見るとイメージ定着。
- 人体:暗記でなく仕組み(動脈静脈等血の流れ等)で理解すと定着する。
- てこ:棒の重さがどこにかかるか苦しむ生徒が多いので、単純に棒の重さは重心に矢印を引いてxxグラムと書く
- 滑車:滑車を見たことがない生徒が多い。外から構造が見えるエレベーターなどを見てイメージ。同じひもは同じ力がかかるところを書いて見えるように。
- 浮力:モノが浮くということは、上に重さと同じ浮力を矢印で書いてイメージ
- 昆虫:6年生で詳しくやらないので5年のテキストは処分しないように
- 天気:予報見て明日の天気どうなっているか関心を。TVの気象予報士さんの解説を親子で見るとグッド。