有名中学受験を目指し、サピックスに通う小4のお子さんをお持ちのご家庭では、日々の算数の学習方法について悩むことも多いかと思います。
特に計算において「ちゃんと途中式を書かないと、受験に通じる計算力が身につかないのでは?」という疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
今回は、その途中式の是非について、息子が小4でサピックス通っていたとき、先生からいただいたお話のご紹介になります
小4なら途中式は書かなくても良い?
サピックスの先生によると、小4の初期の段階では途中式を書くことに過度にこだわらなくてもよいとのことでした。
暗算で解けるなら、無理にすべての計算過程を紙に書く必要はないそうです。
その理由とは?
サピ先生によると、
「途中式を書くと問題を解くスピードが遅くなる」
のが大きな理由でした。
中学受験では制限時間内に多くの問題を解く必要があり、計算スピードは重要な要素になります。そのため、サピックスでは計算力を鍛え、スピードを意識した解き方を推奨しているとのこと。
また、スピードを優先するために、
字も多少なら雑でいいよ
とも言われてました。もちろん、読めないほど雑になって転記ミスするのはNGですが、見直しの際に自分で判別できる程度の字であれば、多少雑でもOKと保護者会でも説明を受けました。
おわりに
計算式を書かないと当然ヌケモレが発生して「ケアレスミス」が怖いのですが、サピックス方針としては多少ケアレスミスしようが
脳の計算スピードを上げる
ことを優先しているんだなぁとヒシヒシと感じた一コマでした。親側ももったいないケアレスミスを見ると石橋叩き割りたくなりますけど、子供の脳の計算スピードの成長にブレーキをかけるようなこともNGなんでしょうねぇ。