
サピックス保護会でも国語の先生が強調されていたのが「漢字対策」。
漢字は「ただ覚えるだけでしょ」と思いがちですが、長い経験のある先生方にとっては色々点数を伸ばすコツがあり、当時の保護者会でもよくお話があったので一部をご紹介したいとオモイマス。
漢字は“字の意味”を理解できるか?
「漢字を“ただの知識”として暗記する子」と
「字の意味を理解して覚える子」と
では、入試本番での得点力が雲泥の差になると口を酸っぱくしておっしゃってました。
例えば「キョウイ的な発明」の問題があったとして、
「“驚異”と“脅威”どっちだっけ?」
と迷って失点しやすいですが、
「驚=おどろく」 「脅=おどかす」
と理解していると、 発明はおどかすものじゃなく“驚くもの” だから驚異的!と判断でき、◯につながります。
見本通りに一度大きく書く
ノートの隅で小さく書くだけでは定着しにくいため、一度でいいから
紙に大きく教科書通りに丁寧に書く
ことを薦められてました。
筆順や形が目と手にしっかり残りやすくなりるとのこと。
熟語は同じ意味で覚える
1つの熟語を覚えたら、同じ意味の熟語も一緒に書いてみることも紹介されてました。
「発展」を覚えたら、「繁栄 = 栄えて勢いが盛ん」「隆盛 = 勢いが盛んに栄える」も一緒に覚える漢字ですね。
間違えは分析して“改善”を積み重ねる
あれこれテクはありますが、やっぱり間違えたとき「なぜ間違えたのか?」を分析して次につなげる習慣をつけることが何度も強調されていました。
原因は
「部首を勘違い?」
「熟語の意味を理解していい?」
「形の似た漢字と混同?」
「意味が似た言葉を当て字しちゃった?」
などなど色々ありますが、それらを分析して改善点を積み重ねると満点につながっていくというもの。
おわりに
サピックスの問題は小6になると偉い難しくなり、親もよーわからんレベルになりますが、漢字くらいは何故間違えたか一緒に考えられるので、食卓の会話ネタとかにもしておりました。1点の差でなくこともあり、それが漢字だったらなくになけないですからねぇ。