分かってみればどうということはない

サピックスα1で2024年中学受験を目指した息子と理系リーマンパパの生活雑記帳

【中学受験:理科】特徴的な出題を出す学校あれこれ

我が家もサピックス保護者会で伺ったのですが、理科は学校ごとにかなり出題傾向にクセがあります。

「志望校に特徴的な問題」には、早いうちから慣れておくことも重要のため、以前2024年受験時に伺ったお話をベースにご紹介したいとオモイマス。

 

5回は解いて“慣れ”を作っておく

過去問は夏休み明けからという鉄の掟がありますが、特徴的な問題を出す学校では、1回や2回解いただけでは対応が厳しいです。

最低5回くらい繰り返して「出題スタイルに慣れる」ことが必要と言われていました。

【ド記述】麻布・武蔵・鴎友学園女子

これらの学校では、「どう考えたか」「なぜそうなるか」を自分の言葉で説明する力が問われます。特に鴎友は、まるで小論文のような記述も出る年があるとのこと。

記述解答の「型」を持たせてあげる(結論 → 理由の流れ)等ポイントになります。

【文章量モンスター】渋渋・渋幕

問題文がとにかく長いです!

情報を読み取るだけでも時間がかかるので、理科の知識+国語力が試されます。

【突飛な知識】慶應普通部

生物の進化や宇宙、鉱物、天文など教科書に載っていないような知識も平気で出題されます。

理科好きの子は楽しいかもしれませんが、そうでない場合は苦手意識になるやも。

時事や身の回りの科学の話題をニュースでチェックして雑談ネタが王道ですね。

 【グラフ王国】栄光学園

グラフ・表・実験データの分析が頻出します。

「グラフを読む力」と「分析する力」の両方が求められるので、「目盛りが何を意味してるか」「比較対象はどれか」など細かい部分への意識が必要になります。

 【力学・電気が超難問】筑波大駒場(筑駒)

力学・電気の難問が出ることで有名です。

「物理分野が好き」だけでは対応できない思考力+精度が問われます。

公式の暗記だけでなく「なぜこの式になるか」を理解することが重要になります。

【高難度なので後回し推奨】浅野・洗足学園

この2校はとにかく難易度が高いので、基礎が仕上がっていない段階で無理に手を出すと不安ばかりが残ることになるため、11月以降に過去問を集中して対策することが薦められてました。

おわりに

中学受験問題となると、親も頭がクラクラするくらい皆難問に見えるので同じに見えてしまいがちですが、色々学校の特徴があるそうです。

子どもは夏休み明けまではとけないですが、親は裏でこっそりとくことも可能なので、ちょっと過去問除いてみて傾向などは雑談ネタにするのもありかもしれません。