小6になると、サピックスの算数はスピードも正確さもどんどん求められるようになります。
その中で意外と重要になってくるのが「暗算力」。たとえば・・・
- 110-14
- 20×80
こういった計算、筆算でやっていたら間に合いません。
実際、サピックスの授業中でも、先生たちは「ここは暗算しよう」「こう工夫すれば楽だよ」といった声かけをしているそうな。
家庭学習で気をつけたいこと
子どもが、家庭で問題演習をしているときに、簡単な計算を毎回丁寧に筆算している様子が見られたら、
- 「これ、暗算でもいけないかな?」
- 「110-14ならまず10を引いて次に4を引けば暗算でいけるんじゃない?」
と声をかけて親がサポートしてあげるチャンスです。
筆算を悪者にしてはいけない
ここで大事なのは、筆算を否定しないことです。筆算は、「難しい計算をミスなく進めるための道具」「丁寧に、確実に答えを出すためのサポート」です。
このため、
- 暗算できるものは暗算で速く
- 丁寧にやるべきものは筆算で確実に
この使い分けが大切。
ただ闇雲に筆算ばかりやっていると、
- どこで暗算でやってスピードを上げるべきか
- どこで筆算でやって丁寧にやるべきか
という「感度」が鈍くなってしまいます。
おわりに
これから入試に向けて、ただ「解ける」だけでなく「解くスピードと正確さのバランス」がどんどん問われます。
家庭でも、ちょっとした計算の場面で
「これって暗算でいけるんじゃない?」
と声をかけて、子ども自身が「計算方法を選ぶ力」を育てていきたいところ。
とはいえ、「暗算なんて親でもできんよ」というケースも多いですが、最近テクニックはChatGPTでも色々紹介されているので、それも参考にするのがありですね。