分かってみればどうということはない

サピックスα1で2024年中学受験を目指した息子と理系リーマンパパの生活雑記帳

【聖光学院:課題図書】中2では『深い河』!~遠藤周作作品が与える深い問いとは?

今週のお題「夏休みの宿題」にのっかって課題図書のお話です。

聖光学院では進学実績もさることながら、カトリックの学校なので「宗教」という教科があります。

んで、息子の夏休みの課題図書として遠藤周作の『深い河』が与えられたもよう。

当然親も読んでいないので「どういう宗教テーマがあるんじゃろ?」とサイト除いて観てみたところ・・・

  • 人生の閉塞や喪失感を抱えた5人の主人公が救いを求めて参加したインドツアーを軸に物語を展開
  • キリスト教テーマに近い「苦しみの意味」「神の沈黙」「罪を認め悔い改める」「見返りを求めない愛」「神の存在への疑問」などの話がふんだんにある。
  • 「人間とは何か?」「人はなぜ苦しむのか?」「どう生きるのか?」「神とは何か?」といった深い問いに真正面から向き合う
  • インドが部隊ということもあり他宗教(ヒンドゥー教の輪廻転生など)間理解を深める内容も
  • 題名「深い河」はガンジス川の形容だが人間の魂の深淵という意味合いも

という内容。

いやぁ、「生と死」「愛と孤独」「信仰と懐疑」といった人生の根源的なテーマを、中2の時点で課題を与えて思考させるとは、流石でゴザイマス。

休日ダラっと脳が溶けるようなドラマや映画ばかり観てはいけませんなぁ・・・