小6サピックスの算数では、7月から有名中学入試問題集(略して有名中)を使った課題が始まります。
ただ、入試本番レベルまで学力がついていない段階のため
- 「そこそこ解ける問題もあるけど、やって本当に意味あるのかな?」
- 「全部解き直さないとダメ?」
- 「このレベル、うちの子には早いのでは…?」
という心配もよくあがります。
実際は「よく分からんのはスルーでいいよ」的は話もあり、今回は、実際小6サピックス保護者会で先生からお話があった有名中の算数についてあれこれかきたいとオモイマス。
サピ先生が指定した学校だけやればOK!
まず最初に安心してほしいのは、「有名中」は全校やる必要、ありません!
サピ先生が指定した学校だけを、きちんとやれば大丈夫。指定校の選定には、ちゃんと「お子さんの到達度」と「今後の伸びしろ」を見た意図があります。
つまり、「手が届く学校の問題を確実に取る」練習の場であって、あれこれと背伸びしすぎないのが鉄則です。
解き直しは「あと一歩だった問題」だけでOK!
通常授業復習プリントの山の中で、有名中の解き直しを全問やるのはかなりグロッキーな世界ですが、先生もそこは分かっていて、やってほしいのは、「全問やり直し」ではなく、「惜しかった問題にだけフォーカスすること!」と言われます。
例えばこんな問題、ありませんでしたか?
- 条件をうっかり読み飛ばしてしまった
- 解法は知っていたのに計算ミス
- 途中までは正しかったのに、最後の仕上げだけ思い出せなかった
これこそがあと一歩。
この「あと一歩」を拾い集めて解き直して得点力アップを狙うことが目的になります。
「さっぱり分からん」は時間のムダ。やらなくてOK!
「全然歯が立たなかった…」という問題もありますよね。
でも、これに時間をかけすぎるのはNG!
- ✅ 解説を読んでもピンとこない
- ✅ 質問してなんとなく理解はできるけど、自力では再現できそうにない
小6夏前はまだまだ伸びる時期であり、実力をはるかに超えている問題に悩むのは効率が悪いことは先生も分かっていて「スルーでよい」とお話がありました。
おわりに
ということで、有名中算数では
- ✅ ガムシャラにやらずサピ先生の指定した学校だけやる
- ✅ 解き直しは「あと一歩だった問題」に絞る
- ✅ 分からなすぎる問題には時間をかけない
というサピ先生からのお話でした。
中学受験は、「いかに“あと一歩”を拾うか」の勝負でもあり、限られた時間を、有効に使っていきたいところでゴザイマス。