サピックス主催の駒場東邦学校説明会に行ってきました。
校長先生・教頭先生によるスライドを使った学校説明の後に、構内見学(図書館、グラウンド、体育館など)という1.5時間くらいの内容でしたが、特に学校説明で紹介いただいた内容のメモになります。
2023年の進学状況
- 72名が東大合格(現役55名)
- (現役の)高3生徒は約240人の学校
- 東大理3も5人。(さらに塾なしで2人)
- 理系:文系の割合は65対35
- その理系の中でも医学部にいった学生が50名!
学校のモットー
- 「自主自立の気概」と「科学的精神を養う」
- 3F精神(闘志・公正・友情)
- slow but steady(コツコツと確実に)
授業
理科実験
- 実験を週1コマ中1から取り入れる。
- 全員に器具を使えるよう生徒半分にわけて行われる
- 実験結果をレポートまとめることも志望
- 魚・豚などの解剖もやる(豚の肺に空気をいれて膨らむる動画が紹介)
- 高精度な実験機器(光学顕微鏡・マイクロピペットも使う)
国語
- 駒東入試問題国語は10数ページの物語が出題され、さらに100字くらいにまとめる 超Bタイプ系。
- それを示すように、進学後の授業でもぶつ切りの現代文をやるのでなく、文庫本一冊を使う
- 古典も中1から漢文も中2から授業にいれている
英語
- ゼロベースから授業をやるので予備知識は不要。
- 読解だけでなく音読をといりいれている
- 中3ではオンライン会話授業がある
- 専門の教室でネイティブと1対1で行う
- 高1高2は英作文。高3は受験に向け添削指導がメインに
そのほか
- 算数はクラスを分割する小人数授業。小テストで理解度を測る工夫
- 社会は研究レポート執筆、ディべートあり
- 情報系授業は高2で1年間カリキュラム有り
校外&体験学習
探求学習
- 中1林間学校⇒中2鎌倉見学⇒中3奈良京都研究旅行がある
- 中1から植物地質等の観察により与えられたテーマから研究レポートのまとめかたを学ぶ。
- 中2では自分が研究テーマを設定して班別に行動計画をたてて論文にまとめる
- 中3では奈良京都に関する自分なりの疑問を見つけ探求させ1年がかりで論文を完成させる。
- 生徒1対1で論文指導を先生も行う
校外学習
- 医療実習がある(ブラックジャックセミナー)
- 近くの大橋病院で内視鏡手術・縫合手術が体験できる
- 磯の生き物観察会@真鶴
- 地層観察@伊豆の城が崎
- 被災地現場訪問@福島
- 講演会
- OB東大教授の講演会があり研究資材を見せてくれる
- OBの知り合いのキーウ出身の方の戦争体験講演会
- 男子校のため昭和女子大とのコラボ企画もある
環境
学校施設
- 人工芝グラウンド
- 温水プール
- 実験室が9つある(だから毎週実験授業ができる)
近隣
- 筑駒・東大キャンパスなど他にも学校が多い地域
- 大橋病院がすぐ側。万が一が起きてもすぐ病院は近い。
- 第三機動隊もある。
その他
駒サポ
- 放課後学習サポートシステム。(別料金が必要)
- OBが19:30までアルバイトで質問対応してくれる
- 生徒のカルテから学習計画もたててくれる
体育祭
- 新学年でクラス替えはあるが、体育祭の色は決まると6年間変わらない。
- 駒東卒業後もobから聞かれて話題になる。
- 高3主導のもと訓練プログラムから1か月ぶっつずけで指導を行う
おわりに
色々魅力的な内容盛りだくさんでしたが、特に印象的だったのが
- 「9つの実験室による、中1からの実験授業カリキュラム」
- 「研究レポート、論文指導とサポート」
- 「医療現場による実習できる機会あり」
流石は医学部に50人出した学校だけアリマスネ。