分かってみればどうということはない

サピックスα1で2024年中学受験を目指した息子と理系リーマンパパの生活雑記帳

文は読ませたら負け~「書く技術・伝える技術」を読んで

マコなり社長の「人生で必ず読むべき本 100選」に紹介されている「書く技術・伝える技術」を読んでみました。

参考になったところをあれこれ振り返りたいと思います。

購入した本

「読みてに負担をかけないビジネス文章」を作るための技術本です。

小説やエッセイなどは、次にどうなるか展開を楽しみますが、ビジネス文章の場合読みたくもない文を

読み手が仕方無く読む文章

なので、なるべく労力を使わせないことがテーマとなっていました。確かに、ビジネス文書なんぞ好きで読みたくないですよね。

参考になったところ

  • メンタルモデル(読み手の理解の世界)を配慮
    • 「こういうことだろう」と心の中で描く世界。これが無視されたとたんに文はわかりにくくなる
    • 「なのが原因です。~なのも原因です」よりも「第一の原因は~です。第二の原因は~です」の方が理解しやすい。
  • 冒頭に重要な情報(総論)をまとめて書く
    • 相手にメンタルモデルを作ってから読んでもらえる
    • その後の文も総論の根拠を確認する形で読んでもらえる
  • 詳細(各論)はパラグラフ(章)を使ってかく
    • パラグラフ冒頭にも要約文でメンタルモデルを作る
    • 並列な同じ構成・表現になるように意識
  • 既知から未知へと情報を展開する
    • 未知はメンタルモデルが活性化していないので頭に入ってこない
    • 既知に未知をつなげて書く。
    • 既知の情報はくどくてよい
    • 並列情報は同じ構成、同じ表現で
  • 一つの文には一つのポイントだけ
    • 人は何故か無意識に文をつなげたくなる癖がある
    • 「~て、~たり」など文を羅列しない。「~が」の逆説も使わない
  • 手順ざっくり
    • 総論をかく
    • 各論の章を検討する
      • 並列化できるものがないか?
    • 各章の要約を作る
    • 情報が既知⇒未知流れになってるかチェック
    • 1つの文で1つのポイントかチェック

おわりに

確かにいきなり各論から話し始めて「ちょっとまって、これは何の説明なの?」と聞き返されるのは社会あるあるなので、こういう「相手の頭の中に地図を与える」テクの重要性を再度意識できたかなと。