
「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本
という本を読んだので参考になったところをあれこれ残したいとオモイマス。
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きっかけ
昔、IT資格取得に挑戦してましたが、当然資格に関係する「わからんワード」が大量に襲いかかってきます。
で、一つ一つ頭で理解する作業が必要になるのですが、辞書とか説明サイトとか見ても
説明している文自体が難しくてよーわからん
な感じになるんですよね。
ところがネット検索すると上位に出てくるとあるサイトの説明が「初心者がイメージして腹落ちすること」ことに特化していて、言葉の最初のイメージ作りに何度も何度も見ておりました。
わわわIT用語辞典
んで、そこの作者が本を出しているらしかったので、まぁ即ポチしたという感じ。会社にいると「人に説明して理解いただくこと」ってマストスキルですからねぇ。
参考になったところ
■ 説明の基本スタンス(マインドセット)
- 「おもてなし」の心を持つ
- 話し手の「加工」と聞き手の「解釈」が噛み合って初めて、情報は正確に伝わる。
- 「理解できない方が悪い」ではなく、常に「どうすれば聞いてもらえるか」を考える。
- 聞き手の負担を最小限にすることが最優先。
- 感情のハードルを意識する
- 「これを聞くと得する(聞かないと損する)」という動機づけを提示する。
- 「聞いておくべき」という正論より、「聞きたくない」という感情の方が強い。
- 無理に好かれなくていいが、嫌われない努力を
- 嫌われると話を聞いてもらえなくなる。
- 「知らないのが当然」という空気を作る
- 相手が知識ゼロであることを前提に、心理的な安心感を与える。
■ 内容の「加工」と「削ぎ落とし」
- 「正確な説明」はあきらめる
- 「簡単かつ正確」な説明は不可能。
- 非専門家相手には、正確さよりも「分かりやすさ」を優先する。
- 情報を「初級・中級・上級」に分け、中級・上級の情報は思い切って捨てる。
- 「簡単かつ正確」な説明は不可能。
- 「一言で説明すると?」作戦
- 複雑なことも無理やり一言にまとめることで、無意識に「分ける・捨てる・再構成する」のプロセスが実行される。
- 情報を単純化する3つの手法
- 抽象化する:本質的な要素だけを取り出す。
- 擬人化する:名詞に「さん」をつけて人として扱うとイメージしやすくなる。
- 固有名詞を減らす:専門用語などのノイズを削る。
■ 伝わる伝え方のコツ(テクニック)
- 予告と反復
- 「何を、どの順番で話すか」を最初に伝えて安心感を与える。
- 相手の記憶に残すために、大事なことは恐れずに繰り返す。
- 言葉遣いのブラッシュアップ
- 「〜することができる」といった冗長な表現を撲滅し、スッキリさせる。
- 理解度の確認方法
- 「分かった?」ではなく「理解度は何%くらい?」と具体的に聞く。
- 「分からない部分があれば教えてほしい」という、質問しやすい姿勢を見せる。
■ 挫折しないための心構え
- 完璧主義を捨てる
- 成功のハードルを下げ、80点取れればOKと自分を甘やかすことが継続のコツ。
- 分からないことを聞かれたら「調べてから後で言う」で十分。
- ダメ出しされることを気にしない。
- 副作用を自覚する
- 分かりやすい説明は「解釈違い」による衝突を生むリスクもある。
- 「自分に都合の良い説明」ができてしまう強力な武器であることを自覚しておく。
おわりに
「おもてなしの心」「正確な説明はあきらめる」「知らないと損するよという動機付け」など色々参考になるエッセンス盛りだくさんな本でゴザイマシタ。
まぁあとはこれをいかに実践にフィードバックするかが重要なんですけどね。