先日聖光学院の総会に初めて出席してきました。
聖光学院は講演会寄付金を一口10万3口以上募っていますが、募っている背景もろもろ色々お話が聞けたので残そうとオモイマス。
講演会の寄付金
- 一口10万円で三口以上(つまり30まんえん)募っている。
- 結構払わない人いるのではないかと思いましたが、昨年度は予算額に対して98%の収入額の数字。(結構払っている!)
- 寄付金は兄弟が聖光生にいれば払わなくて良い(実際24年生も10人くらいいる)
新校舎の返済
- 新校舎を2010年に建設。
- 当時はリーマンショックの後だったので安く購入できた(でも63億円)
- 30億が自己負担。残りはローンで払っており、毎月1億6400万支払い。
人件費
- 年間約14億円でほぼ人件費に消える。
- 開成・麻布など有名校や、大学の先生と競り合う必要がある。
- 収入を保証しないといい先生は校舎に来ない
- 聖光は、クラブ活動での休日引率や宿泊業務も手当を出している。
- さらに教員調整額を4%から10%になる記事がありその分も必要になる。
- 校長と先生は給料額の差がでるが、聖光は先生に普通の校長レベルの給料を出している
その他の費用
- 自前でキャンプ場を持っており、備品、テント買い替えなど整備料が必要
- 生徒活動費も必要(生徒会、クラブ費用)
- 育英会として、親が無くなったときの授業料を負担(毎年2人分くらいプール)
東京と比べて補助金が少ない!
- 東京と比べると神奈川は生徒一人あたり5万~10万も補助金が違う
- 神奈川の学校は東京の学校よりその差を自力でうめないといけない事情がある(=神奈川の私学はその分が費用が高くなってしまう)
おわりに
「人は城、人は石垣、人は堀」という言葉はありますが、補助金が多い東京の学校からいい先生をゲットするのに色々苦心しているお話が印象的でゴザイマシタ。
使徒不明金がうん10億もあるTVの話と違って、費用の説明がしっかりとあると納得感というのも芽生えますね~。