資格勉強をしているので、記憶に関する本ということで「一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方」を先日読みました。参考になったところのメモになります。
購入した本
著者の方は医学博士で脳内科の先生になります。
リンク
歳をとったら記憶力は衰えるわけではない?
- 脳科学的には記憶力は加齢でさがらない。
- 大人と子供では勉強法が違い、昔のやり方では覚えられなくなったため
- 子供は無意味な言葉でも記憶ができる
- 音を聞いて覚え、覚えてから理解する順番のため
- 意味がわからない言葉もすっとうけいれられる
- ところが大人は理解してから記憶するので聞くだけでは厳しい
- 子供は無意味な言葉でも記憶ができる
まず脳の性格を理解する
- 基本怠け者で飽き性だが、締切があるとやる気が出る。
- ご褒美が大好きで、好きなことも熱心。
- とにかく洗脳されやすいのであの手この手で脳を動かすのが肝。
海馬を洗脳する
- 海馬は脳に来る情報を「記憶に残すもの」「捨てるもの」を判断する調整役
- 命に関わる重要なものは残すが、英文法も法令も計算も通常なら全く魅力も感じない(なのでただ情報を入れるだけではゴミ箱行き)
- いかに海馬を「これは重要だ!」と思わせ記憶に残させることがミッション
海馬を洗脳する勉強法
- 理解しながら学ぶ
- 理解するにはこれまでの記憶と結びつけて検討する必要がある。
- 過去と様々な情報と脳内で色々関連付けつけされるので、海馬が「これは重要!」と判断してくれるから覚えられる。
- 感情を動かして学ぶ
- 感情が動くと海馬が「これは重要!」と判断してくれる・
- 過去感動したエピソードがいつまでも覚えているのはこのため
- 繰り返して学ぶ
- 何度と入ってくる情報も重要な情報と海馬は判断してくれる。
- アウトプットして学ぶ
- 理解すると類似。
- 脳内の記憶をフル稼働してアウトプットする際に、脳内が活性化されるので海馬は重要と判断してくれる
- 関連させて学ぶ
- 脳内の記憶とマッチしている情報に出会うと「見ろ!」「聞け!」と脳が指示を出す。人混みでも知り合いの顔は見つけられる。
- 覚えたい分野のキーワードとある程度知っておくと、脳が勝手に「関連のある情報」と判断して情報を集めてくれる。
- 聴いて学ぶ
- 聴覚は視覚より記憶に直結して海馬にアクセスしやすい特徴がある。
- このため、音読がとても効果的。
その他メモ
- 全ての脳のエネルギーの源の運動系がある。頭がぼーとするときはまず運動するのが効果的
- 寝ると睡眠中に情報が整理されるが、寝る前スマホを見るとこれまでの勉強が上書きされるので注意
おわりに
「理解して学ぶ」重要性が特に刺さりました。大人になって資格勉強をする際、「参考書を読む勉強」だと読んだだけで理解しようとしなかったから、全く頭に入らなかったのだなぁと納得。時間効率よく勉強は進めたいのは長年の願いですが、そういうヒントに巡り会えた一冊だったとオモイマス。