サピックス新6年生の授業が始まるにあたり保護者向け動画が配信されました。この記事では「国語」に関する注意点・変更点のまとめになります。
土曜特訓(土特)
授業内容
- 演習問題を解き、問題の解き方を解説する実戦形式の授業になる。
- マンスリーテストなどと同様の問題・解答用紙・解説が配られる
- 演習問題は大問3題構成
- 問1、問2はAタイプ問題(選択、抜き出し系)
- 問3はBタイプ問題(文章が長くて記述問題)
- 授業では、AをやるかBをやるかどちらか先生が決める。
- 平日授業で養った「読解力」「読み取り力」をこの特訓で披露する意識が必要
- 逆に解けないと課題が見つかる。それを平日授業で補強する意識も大切
家庭学習
- 前提として平日の国語A/B授業の家庭学習を土特より優先する。
- 知識の土台を固めるのはABのため。
- ウィークリーステップをやる
- 土曜特訓テキスト最後の頁にある。知識問題。
- 入試に必要な漢字、熟語、ことわざ、慣用句がある。
- 授業では扱わない。
- 授業問題の復習はなるべく家庭に持ち帰らない
- 実は家に持って変えることが殆どない状態が理想。
- 授業で解説しており、授業内で理解しきる意識で参加が重要。あと家に帰ってやろうという意識ではNG。
- この問題はこういう解き方なんだと授業内で完結させる。
- 余裕のある人は、授業で扱わなかった方の大問をやる
国語A(基礎シッカリ)
デイリーチェックテスト
- 出題範囲はほぼ小5と同じ。「知の冒険」「言葉ナビ」などから。
- 変更点は、追加で「漢字の要 ステップ1 マスターブック」から漢字が出題。
- 「漢字の要」は1年を通して色々出題される。使い切る意識で。
- 夏期講習始めでも「漢字の要」から出題されるテストがある。
- 後期はディリーチェックが無くなるが、漢字テストはでる。
授業内容
- 小5から大きく違いがない。
- 変更点は「テーマ」に合わせて「解放メソッド」「コトノハ」が一体化。
- テーマ「家族」なら、コトノハも家族に関係の言葉や知識を学ぶ。テーマごとの取り組む。バックボーンを増やすのが目的。
- 「戦争」というテーマなら、赤紙、集団疎開、玉音放送など学ぶ。背景知識が分かれば理解が深まってくる。
家庭学習
- 小5と同様に授業の直しがメイン。
- 小6から導入された「テーマ」ごとに必要な読み取り方を復習する。
- 後期授業から国語Aも演習形式になってしまうため、前期がバックボーンを鍛える最後の期間になる。
国語B(記述ガッツリ)
授業内容
- こちらも小5とほぼ同じ。長い文章を読んで解く。
- 小6から文章がより深いテーマとなり、主に「厳しい現実を知る」話。
- 勧善懲悪では無い厳しさ、死、戦争、いじめなども扱う
- ダークなテーマだが、実際入試に出てくるため必要な知識。
- 深いテーマだからこそ親子で会話し深められるようにする意識が必要。
家庭学習
- 国語Aと同じく、授業の直しをしっかりやる。
- 読解力の基礎、土台を盤石にするため。
一年の流れ
- 前期(2~7月)・・・基礎をしっかり固めること。
- 夏期講習・・・今年の受験で出たものを夏にとく。本番がどんなものか実際体験し、自分の課題を発見してもらう
- 後期(9月~)・・・過去問特訓が始まる。過去問は9月より前にやると効果がなくなるのでやらないこと。(土台が出来てないため)
おわりに
「平日授業で基礎を固め」⇒「土曜特訓で実力確認し課題発掘」⇒「課題を更に平日授業で補強」というループを意識することも紹介いただきました。
小3時代からサピックスは本当に良い文章を問題にするので、ダークながらも親も一緒に読んで「現実を知る」テーマを一緒に語るようにしたいとオモイマス。