分かってみればどうということはない

サピックスα1で2024年中学受験を目指した息子と理系リーマンパパの生活雑記帳

自分の日常は誰かの非日常だった~「書く習慣」を読んで

遠出の電車で読む本を探してしいるときKindle本探していたら発見。現在(23年7月)、Amazon prime readingで無料で読めるのと評価も高かったのと、ブログネタでよく悩むことが多いので読んでみました。

 

本の内容

 
まずは本の内容をAmazonの紹介文から
SNS、ブログ、note、世間に発信できるサービスが増え、多くの人が文章で自己表現しています。他人の発信を目にする機会も増え、「自分もなにか発信してみたいな」と思う人も増えています。~この本では、あなたの「書きたい気持ち」を高め、「書く」ことを習慣にするためのコツを紹介します。

個人的には「書く習慣のコツ」の他に「書くネタ」「書くノウハウ」の話も散りばめておあり色々刺ささりました。

いくつか引用と感想

感情をネタに

「日常生活のなかで、「 今、気持ちが動いたな」と感じたら、その出来事と思いをメモするだけ。まずは、恐れることなく「 本音を言葉にする」ことを 習慣にしてみましょう。~積み重ねていけばスルスル言葉が出てくるようになります」
「感情が動いたらそれがインプット。」
読書は心に引っかかる箇所だけに印をつけよう。心に残る部分もあれ ば、まったく刺さら ない部分もありますよね?
日常の自身の感情に目を向ける話が刺さりました。
日記も心が動いた点を記録すると続いた経験もありすごく納得の内容。

日記に書くのは心が動いたものに厳選してみたら続いた話 - 分かってみればどうということはない

自身の感情って、つい目をそらしたり押し殺したりしがちなのですが、向き合うのが自分を知る上でもネタ的にも有益なんだなと。

「楽しかった」「大変だった」など、一言で済ませられるようなことも、「どうしてそう思ったんだろう?」と掘り下げる~何気ない本当にどうでもいいことも、面白おかしく脚色できるようになり、「書いてみよう」と思えるようになります。
これも読んでいて思わず線引き。自分の感情をキャッチしつつ、なぜ?と考えるのは話の奥行きも広がるし、自分の良い思考の訓練になりそう。

日常をネタに

「なにを書いたらいいのかわからない」問題。「いかに日常をネタとして書けるかどうか」です。平凡な日常も、誰かにとっては面白くてタメになって、不思議な日常になる。自分の日常を「ありふれた日常」だと勝手に決めつけているのは、他ならぬ自分自身なのです。
モノを買ったり、旅行したり、ドラマチックな体験をしなくても、日常で十分ネタは書けることについて背中を押してくれた文。「自分の日常は誰かの非日常」という言葉がとても深く刺さりました。

好きなものをネタに

どんな文章テクニックをも凌駕する最強のコンテンツ。それは、「好きなものについて書く」こと。情報量の多い今の時代、もっとも信頼できるのは「好き」というピュアな気持ち
好きなことは人に伝えたいものだし、自身の感情もストレート動きやすい。確かに好きなことをネタにするのは良い文章になりそうです。

その瞬間がかけるのはその瞬間の自分だけ

大学4年間は書いていませんでした~楽しくて大切な時間だったはずなのに一切の記憶がない。書き残されていないからなにも振り返ることができない。
その瞬間のことは、その瞬間の自分しか書けない。

うぉ!この内容はグラっときました!

確かに、振り返ると子供や学生時代、当時の自分が何を考えていたのかネタが無いのでさっぱりわかりません。でも、mixi日記など書いていた頃は今でも振り替えれる。書きのこしておくメリットをさらに感じとれました。

その他のブログノウハウ

末尾のいかがでしたか?は死んでも使うな
ちょっと読んで吹きましたがw、無機質感が読んでいると見えてしまうためだそうです。テンプレ的なまとめよりは自分が思う通りでよいに「なんだかまとまらなくてすみません」の方がまだ人間味があって伝わるとのこと。
タイトルはパワーワードと具体的な自分の主観で惹きつける
単調なタイトルだとなかなか刺さらないので、刺さる人を増やすように「変な元カノ」のようなワードや、「世界は思い込みでできているのかも」のような具体的な主観を入れるのが良いそうです。自分のブログもうすっぺらいタイトルが多かったので、見直してみようっと。

おわりに

ということで、色々ブログネタでなくて手が止まる機会が多かったのですが
「自分の日常」や「自身の感情」に目を向けると色々ネタがある
ことを色々気づけた一冊でゴザイマシタ。
特に、書くことに対して色々ハードルを感じている方には、足首くらいの高さまで下げてくれる本だとオモイマス~