分かってみればどうということはない

サピックスα1で2024年中学受験を目指した息子と理系リーマンパパの生活雑記帳

その国の行動には地理的背景が~「13歳からの地政学」を読んで

「地政学」という日常あまり耳慣れないワードがあって敬遠していたのですが、Youtubeの以下要約動画したらめっちゃ面白そうだったので購入して読んでみました。

【13歳からの地政学①】今こそ知っておくべき世界の仕組み!アメリカが世界最強の理由とは? - YouTube

 

どんな内容?

高校生・中学生の兄妹と年齢不詳の男「カイゾク」との会話を通じて、「地政学」に関する、国の事情やかけひき、ニュースの裏側などが学べます。

参考になったところのメモ

  • 貿易の9割は海を通っている。
    • アメリカが強いのは船の行き来を仕切っているから
    • 陸路は国を通るたびに税金や手続きが必要になりハードルが高い
  • データも海底を通るから、盗み見しようと思えばできる
  • 核ミサイルも海の下にある
    • 核を持つには原子力潜水艦、ミサイルを発射する力、縄張りの海が必要
    • 中国が南シナ海をほしがるのはこのため
    • 日本も実は水深600メートル以上の海をもってる

大きな国

  • 大国が領土を求めるのは、自分を守る心理が働くため。
    • 今までの苦労を無駄にしないためさらに周りの土地をとろうと思う
    • 領土はぼーっとしていたら取られるのは世界の常識。
  • 少数民族を抱える大国は、独立しないよう必死に抑え込もうとしている
    • 中国は国防費より中の治安維持にお金を使っている
  • 大国は自国語しか知らない上、他の国のことにあまり目を行かせない
    • だから他の国からテロのようなことも起きる

豊かにならない国

  • アフリカは日本の20分の1しか豊かではない。
  • 天然資源もあるのに貧しいのは国のお金を悪い政治家が海外に流しているため
  • 民族問題が大きいため、民主主義事態が機能しない(選挙で負けても受け入れられない)
  • 異常に安い商品な何らかの犠牲でできているもの。
    • 先進国がつらい仕事をやらせている(アフリカ産チョコレートは見かけない)
  • 多民族でも豊かになったにはシンガポール。団地でも色々な民族がすむようにしたり、民族間の争いを徹底的にとりしまったりした

地形

  • アメリカはラッキーな地形。寒すぎず熱すぎないし外の的からも攻めにくい
  • 日本がアメリカと同盟を結んで中国に対向しているのは遠交近攻の一つ。
  • 地球温暖化は怖いけど、実は北極の氷が溶けると、アジア~ヨーロッパ・アメリカが近くなるメリットも。

おわりに

会話体の文章がとても読みやすく、めでたく甥姪の布教本になりました。残念なのがメルカリでも人気なのかなかなか安く売っていないのですが、逆に本の良さを表しているのかなっと。