本屋の陳列棚などで良くみかける「13歳からのアート思考」を読みました。布教用の本を購入するほど面白かったのであれコレ書きたいとオモイマス。
きっかけ
アートには用意された「答え」がない
アートは作者の「訴え」や「答え」を探すものと思っていましたが、
- 「自分の視点で見て」
- 「自分なりに探求して」
- 「自分なりの答えを手に入れる」
やり方が書かれていました。アートは「答え」が変わることが前提であり、だからこそ時代時代で評価も変わってきたそうです。
そのやり方の例としては、
- 「色」「形」「輪郭」、筆の使い方などアートの特徴をみる。
- 「気づいたこと」「感じたこと」を声に出したり、友人と会話したり、紙に書く
- アートのどこからそう気づいたか?気づきから自分はどう思ったか考える
という観賞方法も紹介ありメモ。確かに細部にホント目を向けていなかったので、次回試してみたいとオモイマス。
今も時代も「答え」がない
んで、今は「先行きが不透明で、将来の予測が困難な時代」と言われています。
VUCA時代(⇒wikiはこちら)というヤツで、中学学校説明会でもしばしば想定される社会に必要な人材の背景として登場しました。
このため、「いい学校に入っていい企業に入って年功序列昇進して老後は年金生活」という「これをやれば正解!」がない時代であり、様々な局面で「今を情報収集して」「仮説をたてて考え」「実践する」力が問われていると言われています。
だから自分視点が磨けるアートは大人の教養に
さらに深刻なのは、私たちは「自分だけのものの見方・考え方」を喪失していることに 気づいてすらいないということです。
ネットニュースやSNSの投稿で世界を知った気分になり~
そこに「自分なりの視点」は本当にあるでしょうか?
こうした危機感の背景として大人の学びの世界でも「アート的なものの考え方」見直されています。
モノを買うにしてもオススメブログ記事ばかり探している身としては耳が痛い内容でしたが、「自分なりの視点」を磨くのがアートの考えの一つで、さらに「自分なりの視点」が時代で求められているから、大人の教養になっているというロジックはとても納得生のあるものでした。