サピックスから「夏休みの過ごし方」として卒業生アンケートと先生のワンポイントアドバイスが展開されたので、その内容メモになります。
卒業生アンケート
夏休み睡眠時間
- 8時間が最多
- サピ授業ある日有り無しで睡眠時間ばらつきあまりなし。
- 7~9時間睡眠が中央値。
夏休みで気をつけること
- 「苦手科目を克服」意見がトップ。
- 2位が「復習徹底」3位が「基礎力をつける」
- 先生からのポイントは以下
- 学習目標を立てることも大事
- 「有名中学入試問題集」に1問でも多くチャレンジ
- 苦手対策は先生からアドバイスもらって自分なりに対処を確認
夏休み前での得意科目と苦手科目
- 男子
- 得意は算(34%)⇒社(32%)⇒国and理(各17%)
- 苦手は国(44%)⇒算(24%)⇒理and社(各16%)
- 女子
- 得意は国(47%)⇒算(27%)⇒社(17%)⇒理(13%)
- 苦手は算(38%)⇒社(32%)⇒理(17%)⇒国(13%)
- 男子は算数、女子は国語が得意なデータは現在も踏襲
サピックス先生のワンポイントアドバイス
算数
- 苦手科目に特化すると時間がかかる上に効果があがりにくい。
- 焦らず、夏期講習で苦手な分野の定形的なものを復習してこなす。
- 「場合の数」「立体図形」が苦手な人が多いので夏期講習テキスト活用を。
国語
- 論説文
- 授業時は「本文・設問を十分理解したか」「読み方・解き方を意識したか」「時間配分は適切化」などを意識して取り組む
- 論説は「まとめ」と「具体例」のつながりを意識。
- 筆者の主張も「疑いようのない真実」か「個人の見解」か吟味
- 誰に向けての発言か「人間」か「現代人」か「若い人」向けなのか意識
- 詩
- 詩、短歌、俳句は志望校によって頻度が大きく異なるので過去問チェック
- 詩の問題を多く取り組むのでなく、「比喩」「擬人」「対句」といった表現方法と効果の理解を先ず自分のものに。
- 少ない語数の断片的な部分を自分で保管して全体を構築すること
理科
- 生物
- 植物が苦手はつまり暗記が苦手。
- 覚えるものは、原則をとらえて、外れるものを優先的に覚えると効果的。工夫を楽しく、さらに暗記対象も限定されるのでモチベが維持しやすくなる
- 糧の食卓に上がる植物はどの部分を食べているか、食事をしながら話題に出すのが良い。食べている植物が何科か。仲間は何科調べようとすると広がっていく
- 物理
- 現象の原因が見えない「電気」「力学」は苦手生徒多い
- 見えないものは見える化する。力を矢印で書いたり、電圧、抵抗を数字で書いていみる。
社会
- 地理
- 統計資料問題は入試頻出なので、夏休み最大の制覇ポイント
- どのような理由でそのデータになるか背景を頭にいれながらとく必要がある(人口は何故東京は増える?、エネルギーは何故石炭が減る?など)
- 将来どうなっていくところまで考えられたら完璧
- 歴史
- 各時代の区分・流れ・人物の総復習
- 重要資材や文化史でよくでる写真・絵も頭に
- 公民
- 範囲が狭い反面間違いが許されない
- その他
- 「地形図読み取り」「日本の伝統」「地誌」「現代社会の諸問題」「経済」が苦手になりやすい。授業で扱うのでしっかり復習を
- 「有名中学入試問題週(昨年入試問題の詰め合わせ)」はたくさん間違えていいので、一つ一つ問題直しを丁寧に
おわりに
夏休みは、小4小5のときのようにサピから与えられたテキストを満遍とやるのでなく、当然いかに弱点に効率よく時間投下できるかが肝とヒシヒシと感じられました。。。親もサポートのためにはテストで何を間違えているか把握必要デスネ。