分かってみればどうということはない

サピックスα1で2024年中学受験を目指した息子と理系リーマンパパの生活雑記帳

知識ゼロから始める情報処理安全確保支援士の最短勉強法

セキュリティ知識ほぼゼロの状態から、情報処理安全確保支援士試験合格しました。
午後がかなりギリギリでしたが💦

試験勉強に向け色々手を出しては失敗し合格まで紆余曲折ありましたが、振り返ってよかった方法を厳選してご紹介したいと思います。

 

先ずはゴールを確認

公式より以下4種の試験全て100点中60点以上取ることがゴールになります。

午前は四択なので暗記の力技でもなんとかなりますが、午後は記述式のためセキュリティ技術の総合的な理解が求められます。

  • 午前Ⅰ・・・四択30問(50分)
  • 午前Ⅱ・・・四択25問(50分)
  • 午後Ⅰ・・・記述式(90分)
  • 午後Ⅱ・・・記述式(120分)

ゼロからの勉強の流れざっくり

以下になります。

  • ①セキュリティ知識解説動画で基本ワードイメージ把握
  • ②午前対策:過去問解き&わからんワードを一問一答アプリで見直し
  • ③午後対策:過去問解き&回答攻略本で出題パターン把握

②のいきなり過去問からやる形でも良いのですが、ある程度基本的なセキュリティ用語のイメージや、何故その技術が必要なかの背景を抑えておくと、後にワラワラと大量に出てくる専門ワードの理解がラクになります。

 

なお「まずは形から」と最初に分厚い参考書を買うのは失敗しました。読んだだけだとほぼ定着しないのと、知識ゼロだと参考書内容自体が難しく読むだけでも苦行になり、まったく続かなくなっていきました。

①動画でセキュリティ基本ワードイメージの把握

以下「まさるの勉強部屋」の支援士勉強動画をpart1~53まで繰り返し見て、セキュリティキーワードの意味をなんとなく把握します。

一緒に支援士の勉強しませんか? - YouTube

この動画非常にオススメで、「暗号」「共通鍵/秘密鍵」「認証」「ハッシュ」「パスワード」「SSO」「デジタル署名」「ネットワークセキュリティ」などなどセキュリティ必須キーワードがとても分かりやすい例えでpart毎に解説してくれます。

有料でもおかしくないレベルですが無料で見れ、私も本当にお世話になりました。以下発見時に感動して書いたブログです。

www.nomulog.com

②午前:過去問解き&わからんワードを一問一答アプリで見返す

午前Ⅰ対策

午前Ⅰは「応用情報処理技術者試験」の問題から出題されます。
以下サイトで過去問が(無料で)解けるので直近5年間の問題をひたすら解きます。

応用情報技術者過去問道場|応用情報技術者試験.com

なお、知識ゼロからだと当然最初は「わからんワード」だらけで、答え以前に設問自体が理解できない壁にぶつかります。

 

が、参考書と違って長文ではないので、ひたすらネットで「xxとは?」と調べていきます。最近は分かりやすい解説サイトも多いので利用しまくります。例えば以下サイトなどとてもお世話になりました。

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

 

で、この「わからんワード」は当然忘れるので一問一答アプリにQ&A形式でぶち込んでおきます。私はAnkiアプリを使いましたが、皆さんが普段使っているもので十分だと思います。

AnkiMobile Flashcards

AnkiMobile Flashcards

  • Ankitects Pty Ltd
  • 教育
  • ¥3,060

なお、一問一答の答えはネットで説明を読みながら自分で文章作って書くようにすると理解がとても進みます。逆に失敗なのが「ラク」だからと、解説画像をキャプチャして貼ること。脳を通らないので全く理解がすすみませんでした。

午前Ⅱ対策

午前Ⅱはセキュリティの知識が問われる四択になります。同じく過去問サイトがあるので午後Ⅰと同じく過去問道場で直近5年をやります。

情報処理安全確保支援士過去問道場|情報処理安全確保支援士.com

 

午前1と同じようにわからんワードが飛び交いますので、同じように調べてアプリに放り込み見返します。「暗号」「鍵」「認証」など全体の技術を振り返りたいときは、①の動画を見返して定着を図ります。

このサイトは回答率まで出してくれるので7割くらい(6割が合格点のため)取れるようになったら、午後の準備を始めるため次に行きます。

③午後:過去問解き&回答攻略本で出題パターン把握

まずは過去問から

難関の記述式問題が出る午後です。基本は午前と同じように午後ⅠⅡの過去問を過去5年分目安でやります。

ただし、知識ほぼゼロベースで読むと「宇宙語?」というくらい内容が理解できない上、公式サイトでは答えだけで何故その答えなのかの解説がありません。

このため「なんでこの答えになるの?」「この問題って何を問われているの?」という壁にバンバンぶつかります。

この理解のため過去問解説サイトや動画を見まくりました。以下紹介しているので参考にもらえたら幸いです。

www.nomulog.com

それでも、わからんワードが連続して襲いかかるのでクラクラしますが、めげずに午前と同様にネットで調べて一問一答アプリに打ち込んで隙間時間(出勤時など)に見返すのを繰り返します。

過去問はpdfでダウンロードできたので、紙に印刷して年度ごとにクリアファイルに入れて隙間時間でできるようもちあるいていました。以下はその紹介記事です。

www.nomulog.com

午後攻略本で出題パターンを把握

ある程度過去問がやって問題パターンがうっすら見えたところで仕上げに以下回答攻略本を読みます。

この本はセキスペ狙う方には超オススメで、その理由としてまず午後の過去問を解く上で以下課題があると思っています。

  • 午後は長文で出題されるので、過去問一つ解くにも1~2時間必要になりがち
  • 出題者が何を問おうとしているか意図がさっぱりわからないものがある
  • 文字だけの勉強だけだと当然楽しくないし継続しなくなる

この課題を以下のように見事に対策してくれます。午後のチョモランマのようにそびえ立った難易度を見事にときほぐしていただきました。

  • 午後の過去問を必要情報だけ抜き出してコンパクトに左ページにまとめ、右ページに解説があるので効率よく過去問学習ができる。
  • 「悪手は反対書けば改善策」「もたもたするとヤラれる」など何が問われているか出題イメージしやすいパターンで問題をわけている。
  • 「なんでこのアタリマエ作業が正解なんですか?」のように受験者代弁者キャラ"基子さん"が公式回答にツッコんでくれる。公式回答の意味がわからない読者にとって「そうそう!」と共感度マックスで読んで楽しめる。

なお、本の持ち歩きは重くて継続しなかったので、パート毎に紙に印刷して細切れで勉強しました。左の問題を見て答えを紙に書き、回答ができないものは紙に×をつけておき、2周目は×を中心的にやる形です。以下過去記事ご参考です。

www.nomulog.com

おわりに

ということで

  • 簡単解説動画で基本ワードのイメージを定着
  • 過去問解き&わからんワードはネットで調べて一問一答アプリで振り返り
  • 村山先生の回答攻略本で出題パターンを効率よく把握

が知識ほぼゼロから合格を勝ち取るには最短コースだと思ってます。

ただ文字を読む参考書だけなら勉強が全く進まなかった自信がありますが、今のご時世分かりやすい解説サイトや動画や本が数多にあり、知識ほぼゼロでもなんとか理解が進むいい時代になったと思います。

同じくセキスペを目指す方に何かの参考になりましたら幸いです。