分かってみればどうということはない

サピックスα1で2024年中学受験を目指した息子と理系リーマンパパの生活雑記帳

社会人が独学&参考書無しで行った応用情報技術者試験の勉強法

応用情報技術者試験合格しました。午後がギリギリでしたが(汗)

独学で試験目指している方に参考になるよう、ススメ方で良かったトコロをご紹介したいとオモイマス。

応用情報技術者試験とは?

情報処理推進機構(独立行政法人IPA)が主催し、経済産業省が認定する情報処理に関する国家試験の一つです。難易度「基礎」「基本」「応用」「高度」の中レベル3相当になり、ITエンジニアとして応用的な知識技能を有することを国が証明してくれるものになります。

参考書無しって?

経験上「まずは形から」と最初に分厚い参考書を買うところからスタートすると大抵失敗するためです・・・
経験上、読むだけだと(アウトプットが無いので)ほぼ頭に知識が定着しないのと、ベース知識が薄いと参考書内容自体が難しく読むだけでも苦行(読経モード)になり、成果も感じとれないので感情的にもまったく続かなくなります。
よく、最初は参考書を読んで全体像を理解すると吸収が早いですよー的話が多いのですが、そもそも全体像把握前に感情的に挫折するので、なかなか効果に結びつきません。
で、参考書読む代わりに過去問をひたすらやるスタイルをやりました。過去問だとその問題範囲の点の知識になりますが、
  • 出題⇒わからない⇒ネットで調べようの単純モチベ。
  • 対象が点なので全体像把握より問われる範囲が小さくて楽。
  • 点を理解するためにある程度周りの知識も理解する必要が発生する。
ため、総合的に「点(とその周り)の知識」が積み重なり、理解度がじわじわ進んでいくのでかなり気に入っています。

先ずはゴールと勉強の流れざっくり

以下午前、午後の試験を全て100点中60点以上取ることがゴールになります。
午前は四択なので暗記の力技でもなんとかなりますが、午後は記述式のため実業務ライクな総合的な知識が求められます。
  • ①午前・・・四択80問(150分)
  • ②午後・・・記述式(150分) 11問から5問選択。

勉強の流れとしてはざっくり以下になります。

  • ①午前対策:過去問解き&わからんワードを一問一答アプリで見返し
  • ②午後対策:直近2回分を全体やってみて本命4つを決めて後は過去問解き

①午前対策:過去問解き&わからんワードを一問一答アプリで見返し

午前は80問を150分で解く(1問2分未満)ので、答えがある程度反射的にイメージが出できる必要があります。
基本は、午前過去問を以下サイトで過去問が(無料で)解けるので、直近2回(1年分)は除いた過去5年間の問題をひたすら解きます。(直近出た問題は次回外してくる傾向があるためです)
なお、知識が薄いと当然最初は「わからんワード」だらけで、答え以前に設問自体が理解できない壁にぶつかります。が、参考書と違って長文ではないので、ひたすらネットで「xxとは?」と調べていきます。最近は分かりやすい解説サイトも多いので利用しまくります。例えば以下サイトなどとてもお世話になりました。
で、この「わからんワード」は当然忘れるので一問一答アプリにQ&A形式でぶち込んでおきます。私はAnkiアプリを使いましたが、皆さんが普段使っているもので十分だと思います。
AnkiMobile Flashcards

AnkiMobile Flashcards

  • Ankitects Pty Ltd
  • 教育
  • ¥4,000
なお、一問一答の答えはネットで説明を読みながら自分で文章作って書くようにすると理解がとても進みます。逆に失敗なのが「ラク」だからと、解説画像をキャプチャして貼ること。脳を通らないので全く理解がすすみませんでした。

②午後対策:選択問題の本命4つを決めて後は過去問解き

選択問題の本命を4つを決める

午後は選択(1問必須。残り10問から4つを選択)ため、本命の選択問題4つを決めておきここに勉強時間を投下する必要があります。ジャンルは以下10種類
  • 問2 経営戦略
  • 問3 プログラミング
  • 問4 システムアーキテクチャ
  • 問5 ネットワーク
  • 問6 データベース
  • 問7 組み込みシステム開発
  • 問8 情報システム開発 
  • 問9 プロジェクトマネージメント 
  • 問10  サービスマネージメント 
  • 問11 システム監査 
ここで、何がオススメで何が鬼門なのかネット情報を色々調査しますが

オススメとヤメトケ意見が結構バラバラ

です。
過去問やってみると、これまでのIT系業務経験や知識にも依存しており、問題のイメージが(自分の過去の業務や経験から)パッと思い浮かべられるかでも得点率が上下するので、ネットのオススメ情報は参考にしつつ、一度2回分程度過去問を全問解いてみて自分の得意か苦手かを見極めるのが良いとオモイマス。
※ただ、問3プログラミング、問6データベース、問8情報システム開発は業務経験や専門知識が必要な問題が多いためもしその経験知識がゼロに近い状態なら捨てるのもあり。
ちなみに、私は問4(システムアーキ)、問7(組込システム)、問10(サービスマネ)、問11(システム監査)を本命にしました。そのときの記事はこちら。

あとは過去問解き

あとは、上記の過去問道場サイト本命の過去5年間くらい目安でやります。
わからない問題は公式に解説があるのでそれをみつつ、午前と同じようにからんワードが連続して襲いかかるのでクラクラしますが、めげずに午前と同様にネットで調べて一問一答アプリに打ち込んで隙間時間(出勤時など)に見返すのを繰り返します。

午後選択の予備について

公式IPAホームページには過去問の講評に正答率の情報もあり、年度によって上下します。以下サイトの後ろに出てくる正答率まとめがすごい参考になりました。
このため、難易度が高い年にぶつかったときように予備の問題も用意した方がいいよ的な情報が多いです。
ただ、実際テストを受けた経験上、本命4つ(と必須1つ)をやるだけで時間が一杯一杯でサブの問題を見る暇もありませんでした。なので、勉強時間が足りない方はサブは1つで十分(というか沢山あっても本番で使いこなせない)とオモイマス。

おわりに

ということで
  • 午前は過去問解き&わからんワードはネットで調べて一問一答アプリで振り返り
  • 午後は一通りやって自分の経験からイメージできる本命問題を4つ見つけて後は過去問解き
が独学&参考書無しで合格を勝ち取る最短コースと思ってます。
とにかく、ただ文字を読む参考書だけなら勉強が全く進まなかった自信がありますが、今のご時世分かりやすい解説サイトや動画や本が数多にあり、感謝に尽きません・・・いい時代になったと思います。