2023年サピックス中学入試分析会が動画配信されたので理科編のメモになります。
問題の特徴
- 2023年は難度を抑えた(つまり易しい)問題が多かった
- 開成・早稲田など合格平均点が80%以上。平均点が高い高得点勝負
- 凡ミスで点を落とすことが許されない。理科が苦手な人は苦しい年。
- 近年の問題傾向
- 読み取り・その場の対応力
- 身の回りの理科を題材
- 難関校でなくても高難度問題が出る(どこでも高難度)
科目別の特徴
物理
- ふりこが多く出た
- といっても、昨年度は物体の運動が少ないため揺り戻し。
- 全体的にどこも難度は高くない
- 近年の傾向(身の回りを題材、読取り対応を求める)は踏襲
- 振れはばを広げると、揺れ幅が増えるデータで示す)
- 高難度の問題も傾向通り出た
- 自転車の滑車輪軸やドップラー効果の難度が高い計算など
化学
- 問題文を読み取って化学計算させる問題が顕著。
- こういう問題を解けない子の傾向は以下。物理的に問題を読んでいない。
- パターン1:リード文を読まないパターン(勝手に数値を作る)
- パターン2:問いた経験がない問題だと読む気をなくし途中で諦める
- 「解き直し」でなく「読み直し」をして「読めば解ける」という経験を多くつくると良い。
- 逆に同じ問題を繰り返しやると、読まずに解くようになるので注意。
- こういう問題を解けない子の傾向は以下。物理的に問題を読んでいない。
- 高難度の定型題も出ている。
- 6年夏以降に難しい題材で溶けるようそれ前まで基礎固めること。
生物
- 身の回りの動植物問題が幅広く出ている。
- 実際に外に出て実際触れるのがベスト。
- サピックスの特別実験観察動画を見るのもよい
- ピーナッツはバラ科という問題も出る。日常のことを親も話題にして。
- 実験観察問題も傾向通り問題文の読み取りが重要。
- 環境問題も出ている。SDGsや昆虫食の問題など。
地学
- 地学は定型題が目立つ
- 地層の柱状図の問題、太陽の動き、惑星の周期など
- 日本だけでなく、赤道、南半球の動きも問われる。
- 細かい地学知識が問われていた。
- 二酸化ケイ素や、複雑なプレートの名前など
受験に向けた準備
- 高得点勝負で理科は苦手は命取り。点を落とさないように頑張る。
- 最難関校は問題文お読み取りが重要。初見の問題を解く機会を増やして、途中で読むのを諦めないメンタルを鍛える
- 身の回りのことが出題されるのが理科。日々会話でも結びつける意識で生活を。
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