サイコロを降って、お金を貯めて、施設を買って、更にお金を貯めて・・・
最後はランドマークを4つ立てた人が勝ちというカードゲーム「街コロ」の続編「街コロ通」を購入したので息子と良くやっています。
2015年ドイツゲーム大賞にもノミネートされた前作「街コロ」の少し残念だったストレス要素が色々改善されたので、前作「街コロ」をプレイしていて本作を購入検討されている方に参考になるよう良くなった点をご紹介したいと思います。
良くなった点①カードバランスがよくなった
昔はダイス1個(目1~6)でも最後まで戦えるカードパワーだったため、特定条件が必要となるダイス2個よりあえてダイス1個ですすめるプレイが地味に強かったのですが、今回はダイス2個になると獲得額が増えます。
例としては以下のような感じ。カードパワーがわかりやすいです。
良くなった点②ランドマークの効果がマイルドに
前作はランドマークを建てると、ランドマークの能力でさらに有利になりトップが独走しがちでしたが、今作では
- ずっと効果があるものはプレイヤー全員に効果があるものに
- 自分だけ効果があるものは設置したときだけ
とマイルド化されました。
それでも、飲食店系や作物系が有利になるランドマークもあるのでカード選択の戦略性は十分楽しめます。
良くなった点③お金を貯める必要性が増え奪い系カード価値↑
このゲームは相手から金を巻き上げるカードがあるのですが
素寒貧なら奪えない
というルールです。
前作ではカード単価が少なかったので、
基本皆巻き上げ防止のため手元にお金を貯めないスタイルとなり
その影響で巻き上げカードの株価が暴落気味でした。
今回は3つ目のランドマークを建てるのが高額となっており
ファイナルアタックには必然的に金を貯めないといけないため
巻き上げカードの株価も持ち上げました。
カードはそれぞれ活躍場所があると光るのでこれは良い調整と思います。
良くなった点④お金がゼロだとターン終了時1コイン
前作では出目が悪くて収入無いと何も出来ず、相手との差が広がってストレスフル・・・という展開があったのですが、今回ルール上、ゼロになるとターン終了時1コイン獲得できます。
そして、1コインで購入できるものもちゃんと用意されているので蚊帳の外でつまらん!という展開になりにくくなっています。
また、この変更のおかげで前作では初期金共有用としてあった初期配布カードが撤廃になりセッティングも楽になりました。色々グッドな調整と思います。
おわりに
前作「街コロ」も十分面白かったのですが、若干不満だったところをキッチリ手直ししてきた形になっていて、カードゲーム全体のバランスが取れている感じでストレスが感じません。
一応デメリットとしては、ダイスゲームなのでどうしても運がからむところと価格(21/5で約4000円くらい)です。
ただ、このゲーム、ダイス降って→お店買って→またダイス降って→買ったお店でまたお金ゲットして・・・というわかりやすい拡大再生産なので、あまりカードゲームになれない人でも、活躍できるとゲームと思います。
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