- 「うちの子、なんとなく読んで、なんとなく答えてる気がする…」
- 「毎回、心情の問題で失点するのはなぜ?」
国語の読解でよくあるお悩みです。
今回は、実際に小6サピックス保護者会で、国語の先生からの話がとても印象的だったので、「中学入試 過去問国語の読解問題の“正しい振り返り方”」についてご紹介したいとオモイマス。
🔍【直し方の手順】「問い」「構造」「手がかり」を振り返る
サピックスの先生がおすすめしていた、読解問題の振り返り手順は以下の通り。
① まず「何を問われているか?」を確認
- 心情の説明を聞いてる?
- 心情の変化を聞いてる?
- 行動の理由を聞いてる?
- 言い換え問題?
➡問いのタイプを意識するだけで、答える視点が明確になります。
②「どういう構造の答え」を期待しているか?を考える
例として特に「変化」を問う問題では、以下のような視点が大事になります。
- ビフォー(以前の状態)
- きっかけ(何が変化の原因か)
- アフター(今の状態)
➡構造を意識すると、設問の意図を読み違えにくくなります。
③ 解答にたどり着く「手がかり」はどこにあったか?
- 対比されている言葉
- 接続語の使われ方
- 会話文と地の文の温度差
➡この「読み方」を過去問で確認しておくと、次回から答えを導くスピードも精度もUP!
✏️【添削→記録】「何が足りなかったか」を分析!
間違えた問題は「バツ」ではなく「宝の山」。以下の視点で自分なりに何が足りなかったか残すことが大事です。
- 問いの読み方が甘かった?
- 選択肢の消去が雑だった?
- 構造的な答え方を認識してなかった?
- 手がかりの探し方が甘かった?
➡この“分析メモ”を積み重ねることで、「自分の苦手」が可視化されます。
🎯【まとめ】「なんとなく答える」からの卒業
ということで、
- 「問いの意味」「問いで期待される構造」「手がかり」を振り帰る
- 足りなかったところをメモで残して次につなげる
ことが、読解過去問直しのポイントと先生からいただいた内容でゴザイマシタ。「弱点分析」って大人でもなかなかやらないので、小6からこの癖が付いていくのは将来へのスキル財産としてもドデカイものになるとオモイマス。