分かってみればどうということはない

サピックスα1で2024年中学受験を目指した息子と理系リーマンパパの生活雑記帳

【小5サピックス】地理は夏までが勝負!?今やるべき「地理固め」のコツ

今回は、小5サピックス生を持つご家庭向けに、小5春の保護者会でよく先生からおはなしがあったい「地理の学習戦略」についてご紹介したいとオモイマス。

 

地理に本腰を入れられるのは“小5夏”まで!

サピックスカリキュラムでは、秋以降に歴史が本格スタートするので、そうなると、地理は一時おやすみ状態になります。

だからこそ、この夏までにどれだけ地理を固めておけるかがカギ!

今のうちに「まだ定着していない単元」を洗い出し、夏の間にコツコツ補強しておきましょう。

地理の知識を定着させるのは「関連付け」

ただ「暗記しなさい」ではなかなか頭に入りません。

ポイントは「関連づけて覚える」こと。

サピ先生からのおすすめテクニックとして以下がよく紹介されてました。

1. 都市の位置+周辺情報でセット暗記!

たとえば「静岡県の浜松市」と聞いたら、

  • 工業(楽器・バイク)
  • 天竜川
  • 三方原台地(農業)

など、地図上の周囲に何があるかも一緒に意識して覚える形。

2. 気候と地形をリンクさせる!

  • その場所は山地か海岸か?
  • 風の向きはどこから来る?
    • 季節風・からっ風・やませなど有名な風も関連?
  • 海は寒流・暖流?
    • どのように流れてる?

といった気候も一緒に覚えると、文字だけでなく日本全体を俯瞰的にイメージ化できて、丸暗記よりずっとラクになります。

3. 産業は「川」をたどって理解!

たとえば利根川なら…

  • 上流 → 足尾銅山や草津温泉
  • 中流 → 霞ヶ浦(れんこん・うなぎ)
  • 下流 → 銚子(しょうゆ)

のように、地図帳(アトラス)を開いて、川沿いに産業“発見”する感覚で記憶にたたきこむ学習も紹介されてました。

秋以降は地理はしばらくお休み!

小5秋からサピックス社会は歴史がスタートします。

「歴史も地理も並行して…」とがんばりたくなりますが、ここは要注意!

歴史と地理をどちらも全力でやろうとすると、どちらも中途半端に崩れがちで、実は、塾でも「地理は小6でまた復習する前提」で進みます。

半年ほど地理に触れない時期があってもOKだそうな。

でも…地理を活かした歴史の学習も!

とはいえ、「歴史に地理を絡めた」視点の記憶はとってもオススメされてました。

  • 「この歴史の出来事は今の都道府県のどこで起こったの?」
  • 「関ヶ原は、白地図のどこにある?」

など、歴史+地理をリンクさせると、定着度がぐんとUPします。

おわりに

この「関連付けるテクニック」。有名な受験漫画・ドラマ「ドラゴン桜」でもよく出てきました。

ドラゴン桜 7巻より

「なんとなく覚えてる」ではスカスカ抜けていくのが色々証明されているで、いかに何かと関連させるか親も食卓の話題でサポートしてあげたいところですねぇ。