中学受験で苦手な子も多い分野といえば「植物」。実は私も超苦手でした・・・
サピックスでも植物で悩む相談が多いようで、色々保護者会で攻略ネタのお話がありました。いくつかご紹介したいとオモイマス。
植物が苦手な子=暗記が苦手な子?
植物分野が苦手なお子さんの多くは、「ただ覚える」のが苦手。
例えば、「アブラナ科の植物を言いなさい」「花のつくりを覚えなさい」などと突然言われても、ピンとこないのは当然。
そこで、「原則」をつかみ、「例外(外れるもの)」を優先的に覚えるだけで、ぐっと覚えやすくなります。
原則と例外でメリハリ暗記!
たとえば、
- アブラナ科の植物は4枚の花びらが十字に並ぶ
- 多くの植物の花は「がく・花びら・おしべ・めしべ」がそろっている
というのが「原則(基本ルール)」。
それに対して、
- タンポポの花びらは5枚じゃないように見える(実はたくさんが集まっている)
- ツユクサは花びらが3枚しかないように見える
といった「例外」や「見かけと違う植物」は、優先的に覚えると印象に残ります。
全部を丸暗記するのではなく、
先ず原則⇒そこから外れるもの
という流れで学ぶことで、記憶にも残りやすなります。
毎日の食卓が“最高の教材”!
植物を身近に感じられるようにするには、食卓の会話が効果的です。
たとえば、
- 「今日のサラダに入っているブロッコリー、どの部分を食べてるんだと思う?」
- 「ほうれん草の葉を食べてるけど、にんじんは何の部分かな?」
- 「じゃがいもは根じゃないよね。なんだっけ?(茎が正解)」
など、クイズ形式で話ネタにするのも手。子どもはリアルでものを見ているので、自然と知識を吸収していきやすくなります。
科(か)を意識した話題で知識へ!
中学受験では「○○科の植物」が問われることも多いです。
「キャベツはアブラナ科だけど。じゃあ、同じ仲間には何があったけ?」と仲間を探す会話ネタにすると理解が広がります。たとえば:
- アブラナ科 → キャベツ、ブロッコリー、大根、菜の花
- ナス科 → トマト、ピーマン、ジャガイモ
- マメ科 → 大豆、えんどう、アカシア
こうやって、「家でよく出る食材」を軸にして、他の植物の分類を広げていけば、無理なく知識がつながっていくことも。
おわりに
植物の学習は無味乾燥に「暗記しなきゃ!」と思うほど苦しくなります。
✅ 原則→例外を押さえる
✅ 食卓を教材に活用する
✅ 仲間(○○科)でつなげた会話ネタ
といった工夫で苦手だった植物分野が「楽しくて得意」に変わることも。ただし、その前に親も色々勉強しないといけませんけどね・・・