サピックスの国語で「読解」が苦手…という声をよく聞きます。
特に小5になると文章もだんだん長くなり、内容も少しずつ深くなってきますよね。
でも、読解に強くなるためのコツ、実はあるんです。それは・・・
「テーマを意識して読む」こと
文には必ず「テーマ」がある!
物語でも説明文でも、文章には必ず「伝えたいこと=テーマ」があります。
このテーマをつかむことで、設問への理解もスムーズになり、答え方にも芯が通ります。たとえば…
✅ テーマ例①:「新しい発明には、常識を疑う姿勢が大切」系
これは説明文などでよく出てくるテーマです。
今までの当たり前にとらわれず、柔軟な発想を持つことでブレイクスルーが生まれ系のお話です。子どもたちには、こういった価値観を理解する力がよく問われます。
✅ テーマ例②:「親子のわだかまりが解け、成長する物語」系
物語文でよく見られるテーマです。
最初はぶつかり合っていた親と子が、ある出来事をきっかけにお互いの思いに気づき、絆が深まる——読み手としての「共感力」も試されるポイントになります。
小6になると、テーマがもっと複雑に!
小6になると、「性格の二面性」や「微妙な心理の変化」など、読み取りがぐっと難しくなります。たとえば「強がっていたけれど、本当は寂しかった」など、心の機微を読み解く力が必要に。
だからこそ、小5のうちから「この長文な何のテーマかな?と意識して読むクセ」をつけておくことが大切。
テーマを見つける力がついてくると、答えに自信が持てるようになりますし、テスト中の焦りも減ってきます。
おわりに
- 「これは親子でのすれ違い系の話だね」
- 「これは思い込みを乗り越える成長ストーリーだね」
などなど、“型”を持って読む練習をしていくと、徐々に読解の手応えが変わってきます。「あぁこの展開はこのテーマだね」と予期できるようになると、かなり展開や読解が容易になってくるので、コツコツと「テーマのストック」を積んでいきたいところでゴザイマス。