息子が小6になった2023年サピックス中学入試分析会を聴講したときの算数編のメモになります。
典型題で勝負が決まる?
- 斬新な問題はごく少数で、近年変わらない
- ただ典型題の対処が年々難しくもなり範囲も広くなる
- 2018年海城で斬新問題が出たが、その後他の中学が参考にして典型題化
- 入試までに色々典型題に触れつつ理解も深くすることが重要。
- 典型題が難しくなっている傾向
- ひとひねりが入る
- 設定を変更にしたり、聞かれる対象を変えたり条件を複雑化
- 典型題を複合する問題も出る
- 問題が長文化
- 条件を色々紹介したり、問題文を会話にしたりと長文化
- 答えがきれいにならない
- 昔の答えは基本きれいな整数だったが、ここ10年で桁数が多い分数など「きれいでない答え」が頻発。
- ひとひねりが入る
最近の問題傾向と注目問題
- 適度に難しい題材が目立つ
- 公式にあてはめればすぐ出来る問題は出ない。
- 受験生で作業する余地を残して出題される。
- 他校の過去の良問が出る
- 他校で過去に出た同じような問題内容が出ているケースが多い
- 小学生が解ける良問を負い続けたら両校で一致した
- 注目問題は以下
- 対象・模様・デザイン要素の問題
- 図形組み合わせパズル系
- 二等辺三角形と気づくかを問う問題
- 類題の経験の有無が問われるので、解く経験を踏まえて応用力が必要。
ではどうすか?
- 典型題の対応力をとにかく高める
- ただ、一捻りがはいるので問題問くだけではダメ。
- 自分で解法をあれこれ試行錯誤させて定着させる。
- 毎週の家庭学習で1問でもじっくり腰を据えて解かせる経験が鍵。